FC2 Blog Ranking

Discovery-「日本再生」に向けた大学院留学のススメ

日本はこのままで大丈夫?大学院留学・社会人留学を通じて、自分の成長だけでなく、将来日本の社会に貢献し、日本再生へ向けて尽力したいという、志高い日本人の方々を応援しています!留学準備・留学生活情報などを公開しています。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


*ランキングにご協力ください。クリックおねがいします!*

コメント

コメントを投稿


管理者にだけ表示を許可する
 

トラックバック

TB*URL

今日は、ボストンカレッジで、マサチューセッツ州のディーヴァル・パトリック知事による教育に関してのスピーチを聞くことができました。

もともと、スピーチがあることも直前まで知らなかったのですがが、同じオフィスにいる博士課程の他の大学院生が帰りがけに誘ってくれたので、こういうチャンスもめったにないなと思って出席してみることにしました。(そして、またそれをブログでお伝えできると思い。)

ボストンカレッジにあるホールで行われたので、いつも仕事をしたり勉強をしているオフィスから歩いて徒歩5分くらいのところです。

中に入ると、次第に人も集まってきて、最終的には、100人くらいの聴衆が来ていたと思います。
聴衆はボストンカレッジ(BC)の学生だけではなく、ハーバードや、ボストン大学(BU)等からも来ていたり、公立学校の先生で大学院に通っている人や、年配の人もたくさん見かけました。

ボストンの2大産業が、医療と教育ということもあってか、やはり教育に関しての市民の意識はとても高いようです。

州知事は、ご自分が州知事に至るまでの経歴などを、ご自分の教育歴と、教育の大切さなどとともにからめながらお話しをされた後、マサチューセッツ州がアメリカ国内でも教育の分野で、先進的、リーダーとしての立場を担っているというお話をされていました。連邦政府からいくつかの州に限って重点的に補充される資金も得て、今後も教育にさらなる力を入れていくということです。

このスピーチは、大学という高等教育機関において行われたものですが、州知事は大学の大切さももちろんですが、大学に至るまでの基礎教育(小学校から高校までの教育)の大切さについても、とても重要だという認識を示されていて、これからも、小中高校の教育に州としてさらに力を入れて、熱意と才能を持った最高の教員をもって、次世代の市民を育成していく、ととても力強く語られていました。

このスピーチで挙げられていた聴衆からの質疑応答の中で、小中学校の一日の授業時間の延長と、1年の授業日数の増加をしてほしいという意見が多く聞かれました。中でも、その中の一人は、「日本のように、授業日数を増やすべきだ」と、日本を名指しで挙げていました。


日本の少し前の授業時間を減らそうとする動きとは全く逆の要望です。(現在はそれは見直されていますが。)

「Outliers (邦題:天才!成功する人々の法則)」という、アメリカでとても売れている本にも書かれているので、それによって意識が高まってきているとおもわれるのですが、成功する人の共通点として、時間をある程度費やさないといけないということが書かれています。




アメリカのニューヨークにある小学校の学生のうち、低所得者、中所得者、高所得者のそれぞれの家庭の子供の勉強の達成度テストの結果について、アメリカで一年の学期の終わりの6月下旬に試験をすると、これらすべてのカテゴリに関わらずほぼ同じスコアなのに対し、夏休みが終わって授業が開始された9月に試験をすると、高所得者の家庭の子どものスコアがとても伸びているのに対し、低所得者の家庭の子どもは、夏休み中にマイナスになっているという事実が載せられています。

これは、夏休みに親がどれだけ教育熱心に、子どもに教育機会を与えたかどうかが、この差を作り出していると分析されています。そして、高所得者層は、子どもをサマーキャンプなどに行かせたり、博物館などに連れて行ったり、読むべき本を与えたりしていることが多く、それが子どもの勉強の達成度につながっていると説明がなされています。

そして、Outliersの中では、アメリカの所得格差の説明だけにとどまらず、他の国との授業日数の比較という形で、アメリカの教育を批判しています。日本を含むアジア諸国は、一日の勉強時間も長く、一年の授業日数も多く、それが、数学や科学などの分野での優位につながっているのではないかと述べられており、授業日数を増やすことが、教育改善の鍵であると主張されています。

Outliersは、アメリカに来てから2人の教授から読むことを勧められたほどなので、一読の価値があるとおもいます。勝間和代による和訳が今年出たそうなので、もし読まれていない人がいたら、ぜひお読みください。


この本が唯一の発端ではないとは思いますが、アメリカ人の間での、教育に関しての強い危機感を感じました。そして、市民がその改善を強く要望していることが伝わってきます。しばらくすれば、この要望はかなえられていき、アメリカ人はさらに基礎教育を充実させて社会のテコ入れを図ってくることが予測されます。

一方の日本ですが、市民が、そして教員や、教育委員会や政府が、最高の才能と熱意を持った先生を育て、教育の質を維持して、将来の日本を担う若者を育てようと本気で思っているのでしょうか。

教育が日本の将来を担う若い世代を育成する上で、とても重要な役割を果たしているのに、それに疑問を呈するような記事を櫻井よしこさんのブログで読みました。その記事によると、日本教職員組合系の教育総研では「早寝・早起き・朝ご飯は憲法違反」であると主張されているとのことです。

櫻井よしこ ブログ!
http://yoshiko-sakurai.jp/index.php/2009/03/07/%E3%80%8C%E2%80%9C%E6%97%A9%E5%AF%9D%E3%83%BB%E6%97%A9%E8%B5%B7%E3%81%8D%E3%83%BB%E6%9C%9D%E3%81%94%E9%A3%AF%E2%80%9D%E6%95%99%E8%82%B2%E3%81%AF%E6%86%B2%E6%B3%95%E9%81%95%E5%8F%8D%E3%81%AA%E3%81%AE/#trackbacks

小さいうちからの健康増進や、健全な生活習慣の確立は、勉強をする以前に基本的であり、大切なことだと思います。健康が維持された上で、人は勉強したり、運動したり、その他の活動に専念できると思います。そういったことを考えると、本当に日本将来を担う若者の育成ということをどの程度本気で考えているのか疑問です。

教師や教育委員会や政府に問題があると、批判をすることはできますが、同時に、一市民が一体何ができるのか、この状況の改善のために、一人ひとりがどのように努力をしたり、政府や教育界に要望をしていくことができるのかということも大切なのではないか、と、今日の、マサチューセッツ州知事との質疑応答で感じた市民からの教育改善に関しての熱意を受けて、考えさせられました。
スポンサーサイト


*ランキングにご協力ください。クリックおねがいします!*

コメント

コメントを投稿


管理者にだけ表示を許可する
 

トラックバック

TB*URL

プロフィール

Yukiko

Author:Yukiko
2008年秋よりミネソタ大学大学院教育心理学専攻修士課程に留学、修了しました。2010年秋からはボストンカレッジで高等教育専攻の博士課程へ進学、研究継続中です。
英語では、留学5年目に入りましたが、まだまだ間違いを恐れたり、会話の速さについていけず、また、日本人的価値観により、アピール不足に苦しんでいますが、そんな課題を乗り越えるべく、どうにかサバイバルしていきます。

カテゴリー

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

最近の記事

月別アーカイブ

最近のコメント

最近のトラックバック

Copyright ©Discovery-「日本再生」に向けた大学院留学のススメ. Powered by FC2 Blog. Template by eriraha.

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。